OKINAWA\ゴーヤーパーク

 

ゴーヤーの歴史

[原種ゴーヤー]

今では「ゴーヤー」といえば沖縄と言われるゴーヤー。原産地は、インドを中心とする東南アジアで、それが中国に明代(14世紀末)に伝わり、日本には慶長年間(1596~1615年)に渡来してきたと言われています。そして沖縄にゴーヤーが伝わってきたのは、琉球王国時代の書物「琉球国由来記」(1713年)に苦瓜(ニガウリ)の名称が見られることからその頃にはすでにゴーヤーは渡来していたと考えられていますが、初めて沖縄にゴーヤーが来た時期については明確にされてはいません。

汐風ゴーヤー

[汐風ゴーヤー]

明確なのは18世紀初頭には伝来していて野菜として食べられていたという事です。 さらに、朝貿易や冊封使などを通じて、中国と深いかかわりのあった沖縄には、医食同源という中国風の考え方があり、毎日の食事は単に飢えをしのぐものではなく、健康を維持するための薬として考えられ、沖縄の方言で、「クスイムン(薬物)」「ヌチグスイ(命薬)」と表現されます。薬と食事は同じとする考え方です。この考え方を基にゴーヤーもただの野菜としてではなく、夏バテ予防のために食べられてきました。例えば、暑さのために食欲がなくなったり、消化不良を起こしたり、十分に栄養補給が出来なくなり体力が消耗して体がだるくなる夏バテにはよくゴーヤーが食されてきました。

さらにゴーヤーは、沖縄県だけではなく他府県にもその栄養価と味で需要が高まり、その生産量を増やそうと、昭和61年から沖縄県農業試験場でゴーヤーの品種改良への取り組みが始まりました。 その後、世界数カ国にある様々なゴーヤーを集め、研究開発がなされ、平成3年に沖縄県農業試験場で新品種『群星(むるぶし)』が誕生しました。品質が良く、収穫率が高く、そして耐病性にすぐれた品種の誕生です。その後、平成5年にはゴーヤーの県外出荷数量が約300tに増加しました。

この年に『ハイサイ!ゴーヤー茶』の販売が始まりました。 そして、平成7年、群星と県内で栽培されている在来種の中から、寒い時期でも勢いよく成長するものを掛け合わせ『汐風(しおかぜ)』を生み出しました。寒さに強く、周年栽培を目指して生まれた汐風は、寒い時期のハウス栽培で威力を発揮します。翌年沖縄県のゴーヤー生産量が6,000tを突破しました。

島風

[島風ゴーヤー]

平成12年にはNHKドラマの効果もあって沖縄県から他府県へのゴーヤー出荷が約3,000tと飛躍的に増加しました。そして平成15年にはTBSテレビの人気番組『スパスパ人間学』でゴーヤー茶がダイエット食材として取り上げられさらにゴーヤー茶の知名度が上がりました。もちろんそれに伴ってゴーヤーの知名度も上がり、それまでは沖縄県以外の方にはゴーヤーよりもニガウリが一般的でしたが、NHKドラマ・TBSテレビ等の影響も有り、ゴーヤーという名称でも通用するようになって来ました。

さらに、平成16年には太くて、重くて、緑が濃くさらに、露地栽培に適した『島風』が誕生しました。この時には一般から名前を公募し9562件もの応募の中から名前が選ばれました。  今まで品種改良によって進化して来たゴーヤーですが、その栄養の高さと味の良さでこれからも愛されそして進化していくでしょう。